私がダイハツのミラを手放す事になった時の話

私がダイハツのミラを手放す事になった時の話

私は生まれも育ちも京都、何十年とこの土地に住んできました。

21歳の時に、少し遅めの免許を取得し、同じ年に車を購入しました。

中古車で、車種はダイハツのミラ。とっても小さな白い車で、燃費も良いとは言えず、友人からの評判はあまりよくありませんでした。

しかし、私と共に京都をところ狭しと走り、他府県にも何度も行った、大事な車です。

たまの休日には家の前で洗車をし、たくさんの人を乗せ、思い出もたくさん乗せてきました。

何年も共に生活を歩んできた、いわば家族同然の存在でした。

車を売るとき

私が24歳になった頃、それまで勤めていた仕事を退職しました。

そのまま京都で他の仕事を探そうかと考えていたのですが、心機一転、別の土地で仕事を見つけ、暮らすことを考えました。

当然今まで使っていたダイハツのミラも一緒に連れて行こうと考えていたのですが、

引越し先での生活を考えた際に、車の維持費・保険・必要性を鑑みて、不要かと考えました。

これまで何年もずっと自分を乗せて動いてくれた車を手放すのは躊躇しましたし、何度も考え直しましたが、結果、手放すことを決意しました。

それから数日、引っ越す前に処分をしてしまおうと、車を買い取ってくれる場所を探し始めました。

ミラとの別れ

私が白羽の矢を立てたのは、車買取の専門店である「ゴリラ」。

いろいろと考えた中、地元で買った車なので、地元で売るのが一番かな、と単純に考えました。

このお店は京都府宇治市の国道沿いにあり、ゴリラの人形が、お店の看板の下にどんと居座っており、私が幼い頃から妙にインパクトがありました。

事前に電話で確認をとり、車に乗ってそのまま買い取ってもらいに行きました。

お店は店主さんが一人で切り盛りしておられ、対応していただきました。

第一印象は、愛想はあまりよくないと正直思ってしまいましたが、どこか暖かな人柄が感じられた方です。

お店も、工具や車の部品があったりして、一昔前の車屋さんという感じがして、ほんわかとした気持ちになれました。

査定額は、軽であり、年数もかなり経過してしまっているということで、5,000円でした。

正直買い取り額はさほど期待していなかったので、その後の処理もすべてして頂けることに魅力を感じ、承諾しました。

また買取だけではなく、車についてのうんちくを語っていただけたり、小話をしていただいたりして、大手のお店にありがちなマニュアル通りの営業よりもずっといい印象を受けました。

車を手放したことは、引っ越した今でも後悔することがあります。

ただ、それによって経験できたことは、今までの人生になかった、素晴らしい出来事の一つです。